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『ニューヨーク・タイムズ』創刊前:1851年のジャーナリズム

New York Times Top Stories •
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ヘンリー・レイモンドとジョージ・ジョーンズが1851年9月18日に『ニューヨーク・デイリー・タイムズ』を創刊したとき、ジャーナリズムの状況は、ある競合紙の言葉を借りれば「全般的にビジネスが異常に閑散とした日」だった。『ザ・サン』や『ザ・クーリエ』といった大半の新聞は、一面をスクラップ鉄や黒目豆の広告で埋め、ニュースを載せていなかった。

より真面目な日刊紙は、より中身の濃いコンテンツを提供していた。ホーレス・グリーリーの『ニューヨーク・デイリー・トリビューン』は一面で新刊書を告知していたが、フロリダ州キーウェストの暴動といったニュースは紙面の内側に押しやられていた。『ニューヨーク・ヘラルド』は、フランスで共謀者が逮捕されたこととミラード・フィルモア大統領のロードアイランド州訪問について、電報で送られた硬派なニュースを一面トップで大々的に扱った。

レイモンドはまた、奴隷制廃止、禁酒、女性の権利を訴えるアドボカシー紙とも競合していた。その中でも著名だったのが、ニューヨーク州ロチェスターで発行されていた『フレデリック・ダグラス・ペーパー』だ。記者には署名がなく、特派員は貴重な一面スペースをライン川のブドウ畑についての紀行文に費やしていた。1840年代後半に『トリビューン』紙でヨーロッパの戦闘を取材したアメリカ人初の女性従軍記者マーガレット・フラーへの簡単な言及は、男性優位の分野において稀な例外だった。