日本最大の自動販売機メーカーは、省エネのために開発した冷却技術を転用し、消費電力の大きいAIデータセンターにサーバーを効率的に冷却する方法を提供している。富士電機は日本の自動販売機の80%を製造しており、データセンター向けの冷却システムを開発し、従来のシステムと比べてエネルギー消費を85%削減できると主張している。この技術は元々、ソーダ、お茶、コーヒーを冷やすために設計されていた。
この動きは、AIインフラストラクチャーのコンポーネントの主要サプライヤーとして自分たちを再構築しようとする日本の産業グループの最新の取り組みであり、パナソニック、三菱電機、住友電工などと並ぶ位置づけを目指している。データセンターにおけるサーバーの冷却は、エネルギー消費の30%から40%を占めており、空調・冷凍分野に強みを持つ日本企業にとって大きな機会となっている。
富士電機のこの技術は、2011年の福島第一原子力発電所事故後に自動販売機が無駄の象徴と見なされる中、省エネ化を図る取り組みから生まれた。東京を拠点とする電気機器メーカーは、2030年までにデータセンター向けエジェクターシステムを¥10bn(6100万ドル)以上販売することを目指している。現在でもデータセンター関連コンポーネント(開閉装置など)を年間¥100bn販売している。
AIの「ピックとシャベル」サプライヤーとしての役割と、エネルギーコンポーネント事業のマージン改善により、富士電機の株価は過去1年でほぼ47%上昇している。会社の時価総額は$13.9bnである。
出典: Financial Times Companies · 要約:HeadlinesBriefing