孫正義氏のAIインフラ構想が、ソフトバンクによるデジタルブリッジの40億ドル買収で大きな後押しを受けた。1000億ドル規模のデジタルインフラマネージャーであるデジタルブリッジのCEO、マーク・ガンジ氏は、同社がソフトバンクの「サードパーティ・インフラストラクチャ部門」となり、機関投資家から資金を調達してデータセンター、電力、関連プロジェクトに資金を提供すると述べた。この取引は、孫氏がソフトバンクのバランスシートだけで広大なAI戦略に資金を供給するという課題を解決するものだ。デジタルブリッジのポートフォリオには、Vantage、Switch、Data Bankといったデータセンター運営会社への大口出資や、Zayoのファイバーネットワークが含まれる。ガンジ氏は電力の戦略的重要性を強調し、「電力はコンピュートへの入り口だ」と述べた。5月には、デジタルブリッジがアーク・ライト・キャピタル・パートナーズの買収で合意した。ガンジ氏は、ソフトバンクが将来のファンドでアンカー投資家となると指摘し、これはブルックフィールド・コーポレーションがブルックフィールド・アセット・マネジメントで果たす役割に似ており、資金調達を「スーパーチャージ」する狙いがあるとした。ただし、ガンジ氏はデジタルブリッジの取引は独立したままであり、出所に関わらず「本当に良いアイデア」のみに投資すると警告した。この買収は、ガンジ氏にとって30年間で3回目の大型イグジットであり、コロニー・キャピタルを1080億ドル規模のデジタルインフラマネージャーへと変貌させた実績に続くものだ。取引完了により、Open AIとArmを巻き込んだソフトバンクのより広範なAI戦略が前進する。
出典: Financial Times Companies · 要約:HeadlinesBriefing