HeadlinesBriefing HeadlinesBriefing.com

NYCRSのCIO、PE各社の個人投資家向け展開を「不条理」と批判

PE International •
×

330億ドルの年金資産を運用するニューヨーク市退職年金制度(NYCRS)のモンテ・ターボックス最高投資責任者は、小口市場へ事業を広げるプライベート・エクイティのジェネラル・パートナー(GP)が、年金基金を戦略運営の中心に置き続けているかについて、「信頼を失いつつある」と述べました。

ターボックス氏の発言は、プライベート・エクイティ企業が個人投資家の獲得に動いていることへの、大手機関投資家の懸念の高まりを反映しています。年金基金は長年プライベート・エクイティの中核的な投資家であり、ファンド運用者が投じる資本の大部分を提供してきました。GPが個人投資家向けの商品を設けて新たな資金源を求める中、一部の機関投資家パートナーは、自らの優先事項が脇に追いやられるのではないかと懸念しています。

ターボックス氏は、事業の基盤を築いた機関投資家を軽んじながら個人マネーを追うことは「不条理」だとの見方を示しています。焦点は、小口事業を拡大する過程で、年金投資家が期待するコミットメント、条件、戦略上の重点が維持されるかどうかにあります。

この発言は、プライベート市場業界が新たな販売チャネルを模索し続けている時期に出たものです。NYCRSのような長期的な機関投資家にとって問題は、業界が顧客基盤を広げる中で、年金基金とファンド運用者の関係が引き続き足並みをそろえられるかどうかです。

出典: PE International · 要約:HeadlinesBriefing