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新興国市場上昇、FRB利上げ観測後退でドル安

Bloomberg Markets •
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投資家が今月の米連邦準備制度理事会(FRB)利上げ観測を後退させ、ドルが下落したことを受け、新興国株と通貨が上昇した。MSCI新興国株価指数は一時1.1%上昇し、1週間以上ぶりの大幅高となった。同様の通貨指数も0.2%上昇した。FRBのクリストファー・ウォーラー理事が、インフレが鈍化し続ける場合は金据え置きを支持すると発言したことを受け、米国債が上昇した。ウォーラー理事の発言後、FRB利上げ織り込みが後退。9月16日のFOMCに連動するスワップ契約では、0.25%利上げの確率がほぼ五分五分と示唆され、今週初めの約70%から低下した。

投資家は今後の米経済指標を手がかりにFRBの次の動きを探る。「今日の最大の焦点は米雇用統計だ」と、サクソ・マーケッツのチーフ投資ストラテジスト、チャル・チャナナ氏は語った。「強い数字ならFRB利上げ観測が急速に復活し、利回りとドルが再上昇して新興国市場の上昇に逆風となる。もちろん、週末を控えイランと原油動向にも常に敏感でなければならない」

ブレント原油先物は7月以来の大幅な週間上昇となりそう。米イラン対立の再燃で、ホルムズ海峡を通じたエネルギー供給が長期的に途絶える懸念が高まったためだ。